否定的な見方をされるも、どんどん新製品がでているコラーゲンの効果についてもう一度考えてみたいと思います。
コラーゲン製品についての疑問と結論
以前、コラーゲンについて、
経口摂取しても一旦アミノ酸に分解されてからその中の一部がコラーゲンになっていくという話をしました。
いまだにコラーゲンを含んだ食品や飲料が多く開発販売されているのはなぜなんでしょう?
コラーゲンの中にはコラーゲンペプチド(通常のコラーゲンは冷えるとゲル状になりますがこちらはゲル化しないために飲料にも使用可能)という、より早くアミノ酸に分解されるものもあるのですが、それならば直接アミノ酸を取った方が無駄なく早いことになります。
更に通常のアミノ酸よりもアミノ酸ペプチドの方がより早いです。
ということは、美容のためにはアミノ酸ペプチドを含んだものを摂取するのが一番だということになります。
それでもコラーゲン?
私が書いたような結論におよばない理由がなんなのかですが、
ここで考えられるのは、
- ・コラーゲンの都市伝説的な恩恵を受けたいが為に販売している
- ・他に大きな利点がある
の2点が考えられます。
他に大きな利点がある場合は、必ず開発会社のサイトにデカデカとアナウンスされているはずですが、これをみてもありきたりな事、従来とかわらない表現しかみかけません。
しかし、いろいろ調べてみると、 コラーゲンを経口摂取することで、
コラーゲンをつくるスイッチが入る
という研究報告があるようです。
ただこれは、一部でそういう研究報告があっただけで間違いのない情報かというと今のところグレーゾーンですね。
ちなみに、効果的なコラーゲン摂取量は、1日に5-10g程度ということですので、試してみる場合にはどうしてもサプリメントを使うしかないようです。
原材料で海洋性であるとかマリンという表記がある場合、原料は魚の鱗だそうです。
すごいところから抽出するものですね。
経口摂取以外のコラーゲンについて
ここで、経口摂取ではなく美容クリームなどに含まれるコラーゲンについてもお話したいと思います。
こちらも経口摂取と同様に、塗る=そのまま浸透して体内のコラーゲンになるということはありません。
では、まったく意味がないかというと、 どうやら、水分保持に優れているようですので、 潤いを保つ効果はありそうです。
最終結論
コラーゲンという名前がひとり歩きしていることが一つ大きな問題といえます。
更に、コラーゲンの効果について確定的な解明がされきってない(今回でいうとスイッチの話題)ということも大きいですね。
今の段階では、
私達、利用する側の人間が個々で効果を判断していくしかないと思います。
外から入ってくる情報を鵜呑みにしすぎずに
実際に使ってみてご自身で判断されるのが間違いないですね。
重要なのは、自分にとってどうなのかですから。