健康と美容にとって紫外線(UV)対策は重要です。
いろいろな対策がありますが、今回は日焼け止めをメインに詳しくお伝えしていきたいと思います。
紫外線対策が必要なのはいつ?
紫外線量は4~9月までは注意が必要。
時間帯では、10~14時あたりが要注意です。
まとめると、
4~9月までの10~14時は紫外線対策を考えたほうが良いと思います。
3種類の紫外線について
紫外線には3つの種類があります。
紫外線の種類
- ・紫外線A波(UVA)
- シワ、たるみ
- ・紫外線B波(UVB)
- シミ、そばかす
- ・紫外線C波(UVC)
- 皮膚病
この様に、紫外線波それぞれ体に及ぼす影響が違うんですね。
一番強いC波について、一部地域ではオゾン層破壊によって地上まで到達する可能性が危惧されています。
日本上空のオゾン層においては1990年半ばまで減少傾向だったがその後持ち直し、微増傾向にあるようです。
化粧品会社のUVケア商品は、A.B波への対策となります。
日焼け止めの2つの指標について
- PA(UVA防御指数)
- 日焼けによる黒化のしにくさを表す数値
- ・PA++++
- 極めて高いUVA防御効果がある
- ・PA+++
- 非常にUVA防御効果がある
- ・PA++
- かなりのUVA防御効果がある
- ・PA+
- UVA防御効果がある
- ・SPF(紫外線防御指数)
- 日焼け時の赤い斑点があらわれるまでの時間を○倍に増やす事ができる
- ・SPF ~50
- 日本ではSPF50まで。
PAでUVAをSPFでUVBを防御するということになります。
SPFの数値は、例えば15分で赤い斑点が出る人が、SPF30をぬれば、 赤い斑点が出るまでにかかる時間が30倍の450分になるということです。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めは、値が高いものほどお肌への負担も高くなると考えてください。
ですので、ライフスタイルに合わせて適当な数値のものを使用することを心がけましょう。
SPFは、その数値が高ければ高いほど長時間屋外で活動できるという指標ですので、 どのくらいの分数、屋外活動をすると赤くなってしまうのかを知ることが必要です。
あとは、屋外の活動時間をカバーするレベルの値のものを使用すればOKですね。
日焼け止めもTPOにあわせて使い分けられれば上級者です。
PAについては、肌が黒くなるのが嫌なら+が多いものを、 また、肌の老化の原因になるのがUVAですので、アンチエイジングが重要だと考える方も+が多いものが良いですね。
PAの一般的な目安
- ・散歩や買い物程度ならPA++まで
- ・炎天下のレジャーならPA++~++++
紫外線アレルギーについて
最近は、紫外線アレルギーの方もけっこうおられます。
実は私も紫外線アレルギーがあります。
ですので、紫外線が多くなる時期には日焼け止めが手放せません。
具体的にどの程度の数値のものを使えばいいのかですが、
SPFが30以上のもので、UVAにも対応(PAの記載があるもの)しているものにしましょう。
顔や片腕に塗る場合の量
- ・液状・・・500円硬化1つ分
- ・クリーム状・・・真珠粒2個分
多くの人は、必要量の1/4程度しか塗らないというデータがあります。
ランニングコストの問題や、白くなってしまうので気持ちはわかりますが、その場合、当然防御効果も大きく落ちてしまいますので、注意が必要です。
また、一気に塗るより2回に分けて塗る事で、2.5倍の防御効果があると言われています。
塗った後は、2~3時間おきの重ね塗りがベストです。
紫外線対策に有効な栄養素
- ・ビタミンC
- ・メラニン色素沈着抑制
- ・活性酸素抑制
- ・コラーゲン合成促進
- ・ビタミンE
- ・ビタミンCと一緒に摂るとすぐに還元
- ・コレステロールや中性脂肪が酸化されるのを防ぐ
- ・ビタミンB2
- ・炎症抑制
- ・細胞再生促進
- ・皮膚新陳代謝を高める
- ・βカロテン
- ・活性酸素抑制
- ・皮膚免疫機能維持
- ・皮膚バリア維持
- ・亜鉛
- ・細胞再生に必要
- ・紫外線への皮膚抵抗力
- ・セレン
- ・紫外線によって酸化した皮膚の分解促進
- ・ビタミンC、E、βカロテンと摂ると発がん抑制
- ・L-システイン
- ・活性酸素抑制
- ・メラニン生成抑制
- ・沈着メラニン減少
これらの栄養素もうまく取るようにしましょう。
その他の紫外線対策について
状況が許すのであれば、
つばの長い帽子(つばの長さ7cm以上でUV60%カット)や日傘を併用されると良いと思います。
服の素材は、綿とポリエステル両方を使ったものが最適。
紫外線防御に最適な色は、白あるいは薄い色。
帽子や傘の場合は、内側は反射や散乱を防止する色付きが最適。
最後に
可能な限りお肌の負担にならないように、適切な効果の日焼け止めを塗って栄養にも気をつけながら紫外線の多い時期を乗り越えましょう。