美しい肌には、もちもちとしたうるおいやハリが欠かせません。
どうやってこれらをキープあるいはUPさせていくのかを考えていきましょう。
肌のうるおいとハリを保つには
肌の美しさは、うるおいやハリのあるなしによって大きく変化してしまいます。
もともと肌には、保湿をする機能があり、NMFという保湿因子がそれを担っています。
この機能が弱まると乾燥肌になってしまいます。
また、ハリを保つためには、コラーゲンが必要になりますが、 加齢やストレスなどで不足してしまいます。
NMFとコラーゲンは、いずれもアミノ酸を主成分としていますので、 アミノ酸をしっかり補ってやれば、うるおいやハリにとってプラスの効果が見込めます。
必要なアミノ酸
セリン、プロリン、グルタミン、アルギニン、アラニン、グリシン、BCAAなど
アミノ酸を皮膚に塗るとどうなる
アミノ酸は、体の中だけでなく外側にも嬉しい効果があります。
まず、抑えておく必要があるのは、アミノ酸は皮膚から吸収することはできないということです。
ここを勘違いされているかたも少なくありません。
だからといって全く意味がないということでは無く、
アミノ酸の分子は、とても小さく浸透力が高いので アミノ酸を含んだ基礎化粧品を塗れば保湿の効果が高いです。
また、配合されているアミノ酸によっては、
- ・細胞の代謝促進・・・コラーゲンの合成を助ける
- ・メラニン生成の抑制・・・シミ、そばかすなどを抑える
という効果も期待されています。
手や体を洗う場合でも、アミノ酸系のものを使うとお肌に負担がかかりにくくなります。
理由としては、
- ・肌に近い弱酸性のpHであること
- アルカリ性のものを使うと肌荒れの原因になります。
- ・他のものより害が少ないこと
- もちろん、どの石鹸でも大きな害はほとんどないと思いますが、体を構成しているものと同じ成分を使っているアミノ酸系の場合は、より安心だと言えます。
※その他含まれている成分はチェックが必要です。
pH(ペーハー):酸、アルカリの強さをあらわす数値。人の皮膚は、PH5-6程度の弱酸性。
コラーゲンに関しての注意点
コラーゲンを食べたり飲んだりしても、そのままコラーゲンとして体に吸収されることはありません。
一旦アミノ酸に分解されてから、さまざまな用途に使われます。
また、コラーゲンは分解吸収がされにくい物質です。
だからといって、コラーゲンが無意味ということではありませんが、 アミノ酸を直接摂取するほうが体内でコラーゲンを合成するのに効率的だといえます。
その際には、合成を促進させる働きがある、ビタミンCも摂取するほうが良いでしょう。