皆さんは、ご自身の最近の体温を把握していますか?
体調が悪いわけでもないのに体温を測るのって面倒ですよね。
体温=女性というイメージもあると思いますが、把握されてない方もけっこうおられるようです。
Health
今回は、ダイエットや健康にもかかわる体温の話をしたいと思います。
体温の違いで何が変わるのか?
- ・体温が1℃上がると基礎代謝が約13%UPする
- ・体温が1℃上がると免疫力は5倍以上にUPする
※逆に1℃下がった場合は、体温は約13%、免疫力は30%DOWNします。
この2点から体温の高低は、ダイエットや健康維持の重要な要因の1つだと言って間違いないでしょう。
免疫というと風邪などの感染症が真っ先に浮かんできますが、その他の例を1つご紹介しておきます。
体温が低下するとミトコンドリア(細胞の中にある小器官の一つ)の活動が鈍り、ガンにとって都合の良い環境になってしまいます。
生活習慣病の観点からも体温の改善は重要ということですね。
日本人の平均体温は?
約半世紀前の日本人の平均体温は、36.8℃でした。
数年前の調査では、高くても36.2℃程度、多くの場合35℃台だったということです。 昔と比べて1℃近く平均体温が落ちていると思われます。
結果、現代人は前述したような基礎代謝と免疫力のDOWNにみまわれているということになります。
理想の体温は?
理想の体温は、36.5℃~37℃と言われていますので、これを目標にしてみると良いでしょう。
ちなみに 37℃は高すぎるのではないかというご意見もあると思いますが、 某体温計開発会社でも、37℃は平熱の範囲内という認識のようです。
体温を上げる方法は?
- ・栄養素を摂取する
- ビタミンB1・・・糖質を燃焼させ体温を上げる
ビタミンE・・・毛細血管を広げ血行を改善する。
鉄・・・血液を作る
たんぱく質・・・熱に変わりやすい。筋肉の元となり代謝をUPさせることで発熱を促す。
これら適量を摂取し不足しないように心がける。
サプリメントを利用するのも賢い選択の1つです。 - ・体を冷やす食べ物に注意する
- カリウムが多く含まれている食品は体を冷やします。
カリウムは、トマトやきゅうり、なすなどの夏野菜に多く含まれています。
※大切なのはバランスですので、過剰に摂り過ぎないようにしましょう。 - ・筋肉をつける
- たんぱく質の説明でも書きましたが、筋肉をつけることで、基礎代謝がUPします。
代謝がアップするということはそれだけエネルギーを燃やす力がUPするということです。
エネルギーを燃やせば体温もあがります。
筋トレを行う場合は、いきなりきついノルマはやめましょう。
まず最初にしなければならないのは、習慣化です。
ごく軽い筋トレを3ヶ月程度維持するようにしましょう。
そうすると習慣化できます。
習慣化されたなら、無理なく負荷を上げていきます。
苦手意識を作らずに習慣化させることが重要です。
例えば、3ヶ月毎日、時間がある時に10回スクワットをする。
といった感じでもOKです。
※スクワットは、筋肉の基礎代謝を上げるのに効果的な筋トレです。
最後に
今回ご紹介した体温アップに必要な事は、ダイエットと相反しないので両立が可能です。
一石二鳥が狙えるのでモチベーションもUPしますね。
私事ですが、以前は体温が36℃に満たないこともありました。
最近は36℃後半を維持できていますので、ダイエットとの両立がうまくできているのではないかと考えています。