あなたは、有酸素運動をダイエットに取り入れていますか?
それは長く継続できていて順調に結果がでていますか?
今回は、有酸素運動をダイエットに取り入れた場合について考えていこうと思います。
ダイエットにおける有酸素運動の有効性は?
ダイエットの為、積極的に有酸素運動を頑張っておられる方もいらっしゃると思いますが、具体的にどの程度のカロリー消費を期待していますか?
有酸素運動のカロリー消費について具体例をだしながら考えてみます。
1kmを5分以上かけて走ることをジョギングというそうです。
METs表によるジョギングの強度は7です。
体重が50kgの人が1日に1時間走るとしましょう。
METs×時間(h)×体重(kg)=消費カロリー(kcal)の公式で計算したジョギングの消費カロリーは、
7×1×50=350kcalとなります。
1kmを5分ジャストで走ったとして12kmを走ることになります。
350kcalというのは、この数値分まるまる体重が減るとするなら、50gに換算されます。
このレベルの負荷を毎日の様に行えば、1ヶ月後には、1.5kg分の減量効果があります。
※消費カロリーと摂取カロリーが釣り合っている状態でこの運動を追加し1ヶ月続けたときの計算です。
率直にどのように感じますか?
私は、努力と結果がつりあわないと思ってしまいます。
有酸素運動の落とし穴
前項目でのジョギングの例ですが、
1時間も・・・あるいは12kmも走ったのだから、後でちょっと美味しい物を食べたり飲んだりしたいと思いませんか?
運動の疲労感から考えると、多少甘いものを食べたりビールを飲んだりしても消費カロリーの方が確実に勝っているだろうとたかをくくっているなら危険です。
そう思ってなかったとしても、運動で良い感じに腹ペコになって気がついたらいつもよりたくさん食べてしまうなんてこともよくあることですね。
こういうことをしていると、
最悪の場合、大変な思いをしているのに逆に太ってしまう事になります。
例えば350kcalなら、某コンビニのカスタードシューを1つ食べると
300kcalですので、せっかくの努力がほとんど消えてしまいます。
運動でのカロリー消費を無かったことにするのは結構簡単なんです。
強い精神力でそれを我慢するのも良いのですが、 そういうストレスのしわ寄せはいつか必ずどこかに現れます。
どういう形であらわれるかはわかりません、途中で継続するのが辛くなりダイエット自体をやめてしまうかもしれません。
ダイエットとは基本的に一生続ける必要があります。
きついものや効果が薄いもの・・最悪なのは、
きつくて効果が薄いもの。
これらは、総じて長続きしにくいので、結果的にダイエットを失敗する大きな原因になります。
有酸素運動をするなら
私は、有酸素運動をダメだとはいっていません。
ただ、ダイエットの主軸にするには結構な失敗リスクがあると考えています。
理由は今までにあげた説明で理解していただけると思います。
では、有酸素運動をする場合どのようにするのが良いのかですが。
ダイエットにとって有酸素運動はオマケだと考えることです。
有酸素運動は、体と心のリフレッシュの為に気持ちいい汗を流す程度にしましょう。
これならストレスが溜まるどころか軽減されます。
ストレスが解消された上に、幾らかのカロリー消費がみこまれることと、
死ぬほど頑張ったわけではないので、ご褒美の甘いものや食事量を増やしてしまうことも回避しやすいはずです。
ジョギングで、1時間ではなく10分だけ走った場合は、
7×(1/6)×50=約58kcalとなります。
スイーツを食べてしまった例と消費カロリーが同じぐらいですね。
簡単に比較してみると、
1時間走った場合:運動の辛さ、食費の出費に多少のカロリー消費
10分走った場合:気持ちいい汗と多少のカロリー消費
どちらが良いですか?
最後に
もちろん何をどう感じてどういう行動をとるかは個人差があります。
今回の内容に当てはまらない人もいるでしょう。
どういうダイエット方法をとるかは、個人にあったものをやっていけば良いとおもいます。
ただ、私が推奨するのは、
ダイエットの主軸に、食事制限とゆるい筋トレ。
たまに、オマケとしてゆるい運動をいれることです。