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肥満が気になったり、健康に気を使って、肉や卵などの動物性タンパク質をへらすお年寄りがいます。
しかし、それによって体が栄養不足をひきおこすことがあります。
それを、「新型栄養失調(別名:たんぱく質エネルギー栄養障害)」と言います。

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今回は、新型栄養失調について考えていきたいと思います。

新型栄養失調の怖さ

この新型栄養失調になっている人が、70歳以上の20%に及ぶという報告があります。
そして、この20%の人たちは、寿命が縮まるという統計データがあるのです。

具体的には、

血清アルブミンというたんぱく質の値が、
1デシリットル中に4.2ミリグラム→1年後生存率はほぼ100%
1デシリットル中に3.4ミリグラム→1年後生存率は約50%

※血清アルブミンを作るには、動物性、植物性、両方のたんぱく質が必要

このデータがどこまで信用できるのかという部分はありますが、
血清アルブミンが私達の体の中で重要な役割をになっているのは間違いありません。

その役割とは、血液の循環と栄養素の運搬です。
これが停滞すると、体内の組織をつくる材料が不足し、体の機能が低下します。

特にお年寄りの場合、骨や筋肉の低下によってロコモティブシンドローム(運動器障害により移動機能が低下した状態)におちいって、寝たきりになる可能性があります。

寝たきりになってしまうと、介護が必要になり、健康寿命(日常生活を普通におくることができる期間)が尽きてしまうことになりますね。

体をつくる材料自体が不足するということは、ロコモティブシンドローム以外にもいろいろな大きな病気の引き金になりうるので注意が必要です。

最後に

テレビで、長生きの秘訣を聞かれたお年寄りが、肉を食べる事と答えているのを見たことがありませんか?

私自身は、そう答えている場面を何回かみた事があります。
この記事を書いていてその事を思い出し、なるほどと納得しました。

今回は、肉や卵を食べ動物性たんぱく質もしっかり補給することで新型栄養失調を防ぎ長生きできるという内容でしたが、 たんぱく質は、摂取すると一旦アミノ酸まで分解されてからさまざまな用途に使われますので、
肉が食べられない理由があるなら、アミノ酸系のサプリメントで代用すれば良いでしょう。